映画の歴史に残る映画
映画の歴史は、サイレント(無声)映画に始まります。「活動写真」とも呼ばれています。
1902年フランスで公開された、メリエス監督の「月世界旅行」。これは世界初の物語構成をもった作品であるとともに、SF映画としても有名でしょう。
その後アメリカでは、映画の父と呼ばれるグリフィス監督により、1915年の「国民の創生」、1916年の「イントレランス(不寛容)」といった、映画の歴史に残る、スケールの大きな長編映画が誕生しました。
ドイツでは1920年に、ヴィーネ監督による表現主義映画の名作「カリガリ博士」が公開されました。ヒッチコック監督など、後の映画に影響を与えたことでも有名です。日本でも1921年に公開されています。
1925年に公開されたソ連のエイゼンシュテイン監督の映画「戦艦ポチョムキン」。銃弾の中、乳母車の転がるオデッサの階段のシーンは今でも映画人の語り種で、映画の歴史上最も有名な6分間といわれているのです。
チャップリン監督の最高傑作とされる「黄金狂時代」もこの年の公開でした。
フランスのリュミエール兄弟が1分程度の映画を上映して30数年のうちに、多様な表現の進化を遂げた映画。1927年、現在のような音声つきのトーキー映画が始まり、さらに多くの話題性・芸術性を持つ、映画の歴史に残る作品が誕生しているのです。